2026年10月14日放送の「ホンマでっか!?TV」では、秋に相次ぐクマの出没と、自宅にクマを寄せ付けないための対策が特集されます。
クマ対策評論家として出演するのは、鶴岡市の鳥獣被害対策推進員で、クマの研究や市街地での出没対応にも携わっている小野寺レイナさんです。
秋はクマが冬眠前にエネルギーを蓄えるため、食べ物を求めて広い範囲を動く時期です。
そこで特に注意したいのが、住宅の庭などにある「柿」。
収穫せず木に残した柿や地面に落ちた果実が、クマを住宅地まで呼び寄せる原因になることがあるといいます。
今回は、ホンマでっか!?TVで紹介されるクマ対策を中心に、柿などの果樹や生ゴミへの対策、もしクマと遭遇したときの行動までまとめます。
ホンマでっか!?TVのクマ対策!自宅に熊を寄せ付けない方法
ホンマでっか!?TVでは、「クマを自宅に寄せ付けない防衛術」が紹介されます。
最も重要なのは、クマが住宅地へやって来る目的になる「食べ物をなくすこと」です。
クマは一度、人里で簡単に食べ物を手に入れられることを覚えると、同じ場所へ再び現れる可能性があります。
特に秋は柿や栗などの果実が狙われやすいため、自宅の庭に果樹がある場合は早めの対策が重要です。
具体的には次のような方法が有効と考えられます。
1.柿や栗などの実は熟して落ちる前に早めに収穫する
2.地面に落ちた柿や果物を放置せず回収する
3.収穫しない不要な果樹は剪定や伐採を検討する
4.家庭の生ゴミを屋外に放置しない
5.ペットフードや家畜の餌を外に置いたままにしない
6.コンポストや家庭菜園の作物もクマの餌にならないよう管理する
7.家の周辺にクマが隠れられる藪があれば刈り払う
環境省も、放置された柿や栗、生ゴミ、ペットフード、コンポスト、家庭菜園の作物などがクマを人の生活圏へ引き寄せる「誘引物」になると注意を呼びかけています。
柿の木は実を残さないことが重要
小野寺レイナさんが特に注意を呼びかけているのが、住宅地にある柿です。
人間にとっては「庭にある普通の果樹」でも、冬眠前のクマにとっては高カロリーな食料になります。
実を収穫せず木に残していたり、熟した柿が地面に落ちた状態になっていたりすると、においなどを手掛かりにクマが近づいてくる可能性があります。
小野寺さんは、クマ対策で最も基本となるのは「餌をなくすこと」だと説明しています。
クマが一度「この家に来れば柿が食べられる」と学習すると、その場所へ繰り返し現れる可能性も考えられます。
食べる予定の柿は早めに収穫し、使わない果実も木や地面に残さないことが重要です。
ホンマでっか!?TVで紹介する熊と柿の意外な関係
クマが市街地に出没する理由には、山の食料事情だけでなく、人の生活圏にある食べ物も関係しています。
その代表例が柿です。
クマによる被害防止をまとめた環境省の資料でも、柿、栗、ナシなどの果実は代表的な誘引物として挙げられています。
山から下りてきたクマにとって、住宅地の庭に大量の柿が残っていれば、簡単に食べられる餌場になってしまいます。
柿と隠れられる藪があると長く滞在する可能性
特に注意したいのが、「食べ物」と「隠れ場所」が近くにある環境です。
庭や住宅地の近くに柿の木があり、その周辺に背の高い草や藪が残っていると、クマにとって餌を食べながら身を隠せる環境になります。
その結果、一時的に通過するだけではなく、周辺に長く滞在する可能性も高くなると考えられます。
クマ対策では柿を収穫するだけでなく、家の周囲の藪や草を刈り、見通しを良くしておくこともポイントです。
クマに一度餌場だと覚えられないことが大切
クマは食べ物の場所を学習する能力が高い動物です。
人里で果物や生ゴミなどを食べた経験をすると、同じ場所へ再び来る可能性があります。
環境省のマニュアルでも、人里での被害は誘引物に執着した特定の個体によって繰り返される場合があると紹介されています。
そのため、「クマが出てから柿を片付ける」よりも、最初からクマに餌場だと学習させないことが重要です。
ホンマでっか!?TVのクマ対策で注意したい時間帯
クマは特に日の出前後や日没前後に採食活動が活発になる傾向があります。
クマの目撃情報が出ている地域では、早朝や夕方、夜間の不要な外出を控えることも有効な対策になります。
犬の散歩やウォーキングなどで外に出る場合には、自治体の最新の出没情報を確認してから行動すると安心です。
山林や見通しの悪い場所に入る場合は、クマ鈴やラジオ、声などで人の存在を知らせ、不意の遭遇を避ける方法が推奨されています。
ホンマでっか!?TVのクマ対策!熊に遭遇したらどうする?
自宅周辺や外出先で実際にクマと遭遇した場合、最も避けたい行動が「背中を向けて走って逃げること」です。
環境省では、クマと出会った場合の行動として次の方法を推奨しています。
1.大声を出さず落ち着く
2.クマに近づかない
3.写真を撮るために接近しない
4.クマに背中を向けない
5.走らず、クマを見ながらゆっくり後退する
6.クマが立ち去るのを待って距離を取る
クマを驚かせたり興奮させたりすると、攻撃につながる可能性があります。
子グマを発見した場合も、近くに母グマがいる可能性があるため絶対に近づかないことが大切です。
出典:環境省「国立公園に出かける前に知っておきたいクマのこと」
もしクマに襲われたら頭・顔・首を守る
距離を取れずクマから攻撃を受けた場合は、致命傷を避けるため急所を守ることが重要です。
環境省は、うつ伏せになり、両腕で顔や頭、首を守る防御姿勢を推奨しています。
リュックを背負っている場合は、そのまま背中を守るプロテクターとして利用できます。
クマ撃退スプレーを携帯する場合は、必要になった瞬間にすぐ取り出せる位置に装着し、事前に使用方法を確認しておくことも大切です。
小野寺レイナさんはクマ対策の専門家
今回「ホンマでっか!?TV」にクマ対策評論家として出演する小野寺レイナさんは、鶴岡市の鳥獣被害対策推進員です。
大学院ではクマの遺伝子分析や生態調査を研究し、現在は市街地に出没したクマへの現場対応にも携わっています。
日本哺乳類学会クマ部会員、日本クマネットワーク保護管理副委員長でもあり、農林水産省の農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーとして自治体への助言も行っています。
2026年には鶴岡警察署で、実際のクマ出没事例や緊急銃猟について警察官や自治体職員に解説する講演も行いました。
現場と研究の両面からクマ対策に携わっている専門家といえるでしょう。
まとめ
2026年10月14日の「ホンマでっか!?TV」では、相次ぐクマの出没をテーマに、自宅にクマを寄せ付けない対策が紹介されます。
クマ対策で最も重要なのは、クマにとっての「餌」を家の周囲からなくすことです。
特に秋は、庭に残っている柿や栗などがクマを住宅地に呼び寄せる原因になる可能性があります。
柿は早めに収穫し、落ちた実も放置せず片付けることが大切です。
さらに生ゴミやペットフード、家庭菜園の作物なども屋外に放置せず、家の周辺の藪を刈って隠れ場所を減らしておくとクマ対策につながります。
もしクマと遭遇した場合は、背中を向けて走らず、刺激しないようにゆっくり後退するのが基本です。
「クマが来てから追い払う」のではなく、「クマに自宅を餌場だと覚えさせない」ことが、住宅地でできる重要なクマ対策といえるでしょう。

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